規約・権利・データの扱いが絡むAIの不具合12件|使う前に確かめること

掲載データの確認日 2026/10/17

109症状を同じ条件でそろえています

規約・権利・データが絡む症状のイメージ

分類をまたぐ

規約・権利・データが絡む症状

症状
12⁠件
直す手順
36手順
代わりの道具
7種
区分で仕分ける

分類をまたいで、直す以前に、使ってよいか・渡してよいかの判断が要る症状です。全部で12⁠件。症状を見分けて、直す手順を上から試し、それでも残るときの代わりの道具まで進めます。

症状を見分ける

症状起きやすいツール最初に試すこと
生成した文章の権利がはっきりしないChatGPT・Jasper・AIのべりすと使うツールの利用規約で、商用利用の可否を確かめる
商用で使ってよいか分からないMidjourney・Stable Diffusion・Leonardo AI利用規約で商用利用の条項を確かめる
特定の作家に似た絵が出てしまうMidjourney・Stable Diffusion・Leonardo AI指示文から作家名を外す
生成した音楽を配信に使えるか分からないSuno・Udio利用規約で商用利用と配信の可否を確かめる
アバターの見た目を商用で使えないHeyGen・Synthesia・D-ID契約プランの利用範囲を確かめる
読み上げの声が実在の人物に似てしまうElevenLabs・D-ID既定の合成音声だけを使う
素材サイトに出品できないKling AI・Pika・Runway出品先の受け入れ条件を確かめる
機密の会議を外部に送ってよいか分からないNotta・Otter.ai・tl;dv保存先と学習利用の有無を規約で確かめる
社内のコードを外部に送ってよいか分からないGitHub Copilot・Cursor・ChatGPT学習利用をオフにする設定を確かめる
ライセンスの分からないコードが混ざるGitHub Copilot・ChatGPT・Cursor似たコードの検出機能を有効にする
生成物の権利が誰のものか分からないGitHub Copilot・Devin・Cursor利用規約を確かめる
個人情報が外部サービスを経由するZapier・Make・Dify経由する範囲を確かめる

最初の切り分け

規約・権利・データかどうかを切り分ける0 / 3 確認ずみ

12⁠件の症状に共通して、先に確かめることです。

12⁠件の原因と直す順番

生成した文章の権利がはっきりしない

起きやすいツール:ChatGPT・Jasper・AIのべりすと/区分:規約・権利・データの扱いによる

なぜ起きるか 扱いはツールの規約で決まります。プランによっても変わります。

  1. 使うツールの利用規約で、商用利用の可否を確かめる
  2. 納品先に生成AIの利用可否を確認する
  3. 不明なまま納品しない

次から起こさないために 仕事で使う前に、規約を読んで控えておいてください。

3つ試して直らなければ、代わりの候補はAdobe Firefly(無料枠あり・月1,580⁠円から)。直し方をくわしく・乗り換えで直るか

商用で使ってよいか分からない

起きやすいツール:Midjourney・Stable Diffusion・Leonardo AI/区分:規約・権利・データの扱いによる

なぜ起きるか 商用利用の可否はツールとプランで変わります。無料枠では制限があることが多いです。

  1. 利用規約で商用利用の条項を確かめる
  2. 商用前提で学習データを整理しているツールを選ぶ
  3. 納品先に生成AI画像の可否を確認する

次から起こさないために 仕事で使う画像は、規約を確かめてから作り始めてください。

3つ試して直らなければ、代わりの候補はAdobe Firefly(無料枠あり・月1,580⁠円から)。直し方をくわしく・乗り換えで直るか

特定の作家に似た絵が出てしまう

起きやすいツール:Midjourney・Stable Diffusion・Leonardo AI/区分:規約・権利・データの扱いによる

なぜ起きるか 作風を指定する語に作家名を含めると、その画風に寄ります。

  1. 指示文から作家名を外す
  2. 画風は「水彩」「線画」のような一般語で指定する
  3. 出てきた画像が既存作品に似ていないか確かめる

次から起こさないために 作家名を使わない指示の書き方を身につけてください。

3つ試して直らなければ、代わりの候補はAdobe Firefly(無料枠あり・月1,580⁠円から)。直し方をくわしく・乗り換えで直るか

生成した音楽を配信に使えるか分からない

起きやすいツール:Suno・Udio/区分:規約・権利・データの扱いによる

なぜ起きるか 権利の扱いはプランで変わります。無料枠では商用利用が制限されることが多いです。

  1. 利用規約で商用利用と配信の可否を確かめる
  2. 有料プランの条件を読む
  3. 配信先の規定も併せて確認する

次から起こさないために 配信予定があるなら、作る前にプランを決めてください。

3つ試して直らなければ、代わりの候補はSuno(無料枠あり・月1,500⁠円から)。直し方をくわしく・乗り換えで直るか

アバターの見た目を商用で使えない

起きやすいツール:HeyGen・Synthesia・D-ID/区分:規約・権利・データの扱いによる

なぜ起きるか 既定のアバターは、プランによって商用利用の範囲が違います。

  1. 契約プランの利用範囲を確かめる
  2. 自分で作ったアバターを使う
  3. 商用可のアバターを選ぶ

次から起こさないために 納品物に使うアバターは、契約前に範囲を確かめてください。

3つ試して直らなければ、代わりの候補はSynthesia(無料枠あり・月4,500⁠円から)。直し方をくわしく・乗り換えで直るか

読み上げの声が実在の人物に似てしまう

起きやすいツール:ElevenLabs・D-ID/区分:規約・権利・データの扱いによる

なぜ起きるか 声の複製機能を使うと、許諾のない声に似ることがあります。

  1. 既定の合成音声だけを使う
  2. 声の複製は本人の同意がある場合に限る
  3. 納品先に音声の出どころを伝える

次から起こさないために 許諾のない声は使わない、と決めておいてください。

3つ試して直らなければ、代わりの候補はVOICEVOX(無料枠あり・無料で使える)。直し方をくわしく・乗り換えで直るか

素材サイトに出品できない

起きやすいツール:Kling AI・Pika・Runway/区分:規約・権利・データの扱いによる

なぜ起きるか 生成AIによる素材を受け付けない販売先があります。

  1. 出品先の受け入れ条件を確かめる
  2. 生成AIであることを申告する
  3. 受け入れている販売先を選ぶ

次から起こさないために 作る前に出品先を決めて、条件を読んでください。

3つ試して直らなければ、代わりの候補はAdobe Firefly(無料枠あり・月1,580⁠円から)。直し方をくわしく・乗り換えで直るか

機密の会議を外部に送ってよいか分からない

起きやすいツール:Notta・Otter.ai・tl;dv/区分:規約・権利・データの扱いによる

なぜ起きるか 音声がどこに保存され、学習に使われるかはツールごとに違います。

  1. 保存先と学習利用の有無を規約で確かめる
  2. 手元で動くツールを使う
  3. 社内の規程に合うか確認する

次から起こさないために 機密を扱う会議は、使うツールを先に決めておいてください。

3つ試して直らなければ、代わりの候補はWhisper(無料枠あり・無料で使える)。直し方をくわしく・乗り換えで直るか

社内のコードを外部に送ってよいか分からない

起きやすいツール:GitHub Copilot・Cursor・ChatGPT/区分:規約・権利・データの扱いによる

なぜ起きるか コードがどこへ送られ、学習に使われるかはツールと設定で変わります。

  1. 学習利用をオフにする設定を確かめる
  2. 法人向けプランの条件を読む
  3. 社内規程に合うツールを選ぶ

次から起こさないために 導入前に情報の扱いを確認してください。あとからでは戻せません。

3つ試して直らなければ、代わりの候補はCline(無料枠あり・無料で使える)。直し方をくわしく・乗り換えで直るか

ライセンスの分からないコードが混ざる

起きやすいツール:GitHub Copilot・ChatGPT・Cursor/区分:規約・権利・データの扱いによる

なぜ起きるか 学習データに由来する断片が出ることがあります。

  1. 似たコードの検出機能を有効にする
  2. 公開されているコードと照合する
  3. 判断がつかない部分は自分で書き直す

次から起こさないために 納品物では、由来が説明できるコードだけを使ってください。

3つ試して直らなければ、代わりの候補はCline(無料枠あり・無料で使える)。直し方をくわしく・乗り換えで直るか

生成物の権利が誰のものか分からない

起きやすいツール:GitHub Copilot・Devin・Cursor/区分:規約・権利・データの扱いによる

なぜ起きるか 扱いはツールの規約で決まり、受託案件では発注側との取り決めも要ります。

  1. 利用規約を確かめる
  2. 契約書に生成AIの利用について書く
  3. 発注側に使用の可否を確認する

次から起こさないために 受託では、契約の段階で決めておいてください。

3つ試して直らなければ、代わりの候補はCline(無料枠あり・無料で使える)。直し方をくわしく・乗り換えで直るか

個人情報が外部サービスを経由する

起きやすいツール:Zapier・Make・Dify/区分:規約・権利・データの扱いによる

なぜ起きるか 連携ツールを通すと、データが第三者の環境を通ります。

  1. 経由する範囲を確かめる
  2. 個人情報を含まない形に変えて渡す
  3. 手元で動かせるツールに移す

次から起こさないために 扱うデータの種類で、使えるツールが変わります。先に決めてください。

3つ試して直らなければ、代わりの候補はn8n(無料枠あり・月3,600⁠円から)。直し方をくわしく・乗り換えで直るか

取り違えやすい症状

起きやすいツールが同じで、見た目が似ている症状です。手順を試しても変わらないときは、こちらを疑ってください。

いま疑っている症状取り違えやすい症状そちらの区分
生成した文章の権利がはっきりしない敬語がおかしい・不自然な日本語になる使い方で改善できる
商用で使ってよいか分からない指が6本ある・手がおかしい使い方で改善できる
特定の作家に似た絵が出てしまう指が6本ある・手がおかしい使い方で改善できる
生成した音楽を配信に使えるか分からない生成した曲が途中で不自然に変わる使い方で改善できる
アバターの見た目を商用で使えないアバターの口の動きが合わない使い方で改善できる
読み上げの声が実在の人物に似てしまう生成した音声が棒読みになる使い方で改善できる
素材サイトに出品できない動画の尺が指定どおりにならないツール側の制約が大きい
機密の会議を外部に送ってよいか分からないアップロードできる時間の上限に当たる使い方で改善できる

起きやすいツールごとに見る

ツールこのページの症状当サイトに載せている症状
ChatGPT3⁠件34⁠件(設定で直る10⁠件・制約7⁠件)
GitHub Copilot3⁠件8⁠件(設定で直る2⁠件・制約2⁠件)
Cursor3⁠件14⁠件(設定で直る2⁠件・制約1⁠件)
Midjourney2⁠件15⁠件(設定で直る1⁠件・制約3⁠件)
Stable Diffusion2⁠件13⁠件(設定で直る1⁠件・制約2⁠件)
Leonardo AI2⁠件9⁠件(設定で直る0⁠件・制約2⁠件)
D-ID2⁠件4⁠件(設定で直る0⁠件・制約0⁠件)
Jasper1⁠件3⁠件(設定で直る0⁠件・制約0⁠件)
AIのべりすと1⁠件1⁠件
Suno1⁠件2⁠件

規約・権利・データ症状の直し方の考え方

使う前に決まりを確かめる

直す話の前に、社内の決まりと利用規約で「使ってよいか」を確かめます。

入れる情報を分ける

個人情報・取引先の情報・社外秘は、入れてよい道具と入れてはいけない道具を分けます。

作ったものの扱いを決める

公開・販売・納品に使う前に、商用利用と権利の扱いを確かめます。

3つの手順で直らないときの代わりの道具

3つの手順で直らないときに、当サイトが代わりの候補として挙げている道具を数えました。まず今のAIで手順を試し、それでも残るときだけ検討してください。

代わりの道具挙げている症状無料枠料金
Adobe Firefly4⁠件無料枠あり月1,580⁠円から
Cline3⁠件無料枠あり無料で使える
Suno1⁠件無料枠あり月1,500⁠円から
Synthesia1⁠件無料枠あり月4,500⁠円から
VOICEVOX1⁠件無料枠あり無料で使える
Whisper1⁠件無料枠あり無料で使える
n8n1⁠件無料枠あり月3,600⁠円から

Adobe Firefly(4⁠件で候補)

「生成した文章の権利がはっきりしない」「商用で使ってよいか分からない」「特定の作家に似た絵が出てしまう」などで、今の道具の代わりに挙げています。無料枠ありで、月1,580⁠円から(当サイト掲載値)。Adobe Fireflyへ移る前に確かめることも用意しています。

Cline(3⁠件で候補)

「社内のコードを外部に送ってよいか分からない」「ライセンスの分からないコードが混ざる」「生成物の権利が誰のものか分からない」で、今の道具の代わりに挙げています。無料枠ありで、無料で使える(当サイト掲載値)。Clineへ移る前に確かめることも用意しています。

Suno(1⁠件で候補)

「生成した音楽を配信に使えるか分からない」で、今の道具の代わりに挙げています。無料枠ありで、月1,500⁠円から(当サイト掲載値)。

文章・対話で気をつけること

文章・対話の症状は、直し方より先に、起こしにくい使い方で差がつきます。

会話が長くなったら作り直す

同じ会話を続けるほど、前のやり取りに答えが引きずられます。話題が変わったら新しい会話にして、必要な前提だけを貼り直します。

資料と指示を分けて渡す

資料の中に指示が埋もれると、どちらに従うかが揺れます。区切りの記号で囲み、指示は資料の外に書きます。

事実は必ず元を開く

もっともらしい誤りは、読み流すと気づけません。数字・固有名詞・日付は元の資料で確かめます。

画像生成で気をつけること

画像生成の症状は、直し方より先に、起こしにくい使い方で差がつきます。

1回で決めずに、4案から選ぶ

同じ指示でも出るたびに変わります。複数案から選び、選んだ案だけを直すほうが早く着地します。

入れたくないものを先に書く

余計な文字・指の崩れ・他社のロゴなど、避けたいものを指示に入れておくと手戻りが減ります。

仕事に使える条件を確かめる

商用で使えるかはツールとプランで変わります。納める前に、使った機能の利用条件を読みます。

同じことを起こさないための決めごと

直したあとに同じことを起こさないための決めごとを、そのまま共有できる形にまとめました。必要な行だけ残してください。

AIを使うときの決めごと(共有用)
【この決めごとの対象】[部署・作業名]

1. 仕事で使う前に、規約を読んで控えておいてください。
2. 仕事で使う画像は、規約を確かめてから作り始めてください。
3. 作家名を使わない指示の書き方を身につけてください。
4. 配信予定があるなら、作る前にプランを決めてください。
5. 納品物に使うアバターは、契約前に範囲を確かめてください。
6. 許諾のない声は使わない、と決めておいてください。
7. 作る前に出品先を決めて、条件を読んでください。
8. 機密を扱う会議は、使うツールを先に決めておいてください。
9. 導入前に情報の扱いを確認してください。あとからでは戻せません。
10. 納品物では、由来が説明できるコードだけを使ってください。

【困ったときの相談先】[担当者・窓口]
【見直す時期】[例:3⁠か月ごと]

それでも直らないときに、人に聞く文面

社内の詳しい人や、ツールの窓口へ出すときの形です。試したことを先に並べると、同じ手順をもう一度言われずに済みます。

問い合わせに貼る文面
【起きていること】
生成した文章の権利がはっきりしない

【使っている道具】[ツール名・プラン・使っている画面(ブラウザ/アプリ)]
【いつから】[日付。最初に気づいた作業]
【毎回起きるか】[毎回/ときどき/一度だけ]

【試したこと】
1. 使うツールの利用規約で、商用利用の可否を確かめる →[結果]
2. 納品先に生成AIの利用可否を確認する →[結果]
3. 不明なまま納品しない →[結果]

【見てほしいもの】[画面の写し・入力した指示・出てきた結果]
【困っていること】[何の作業が止まっているか。期限があれば]

起きた条件を残す

同じ症状が何度も出るなら、起きた条件を3回ぶん残してください。条件がそろうと、原因が自分の側か道具の側かが分かれます。

起きた条件の記録
【日時】[ ] 【道具とプラン】[ ]
【何をさせていたか】[ ]
【渡した材料の量】[文字数・枚数・長さ]
【会話の長さ】[新しい会話/何往復目か]
【起きたこと】[ ]
【直したこと】[ ] → 【直ったか】[はい/いいえ]

規約・権利・データが絡む症状についてよくある質問

有料プランにすれば直りますか?

どこまで試したら道具を替えますか?

当サイトでは、症状ごとの3つの手順を試しても残るときを目安にしています。替える前に、代わりの道具の無料枠で同じ作業を1回だけ通して比べてください。

次にやること