文章・対話
文章・対話でツールの制約症状
- 症状
- 5件
- 直す手順
- 15手順
- 代わりの道具
- 4種
文章・対話の症状のうち、ツール側の制約が大きいものを集めました。こちらの工夫では限界があり、道具を替えるか、作業の分け方を変える症状です。全部で5件。症状を見分けて、直す手順を上から試し、それでも残るときの代わりの道具まで進めます。
症状を見分ける
| 症状 | 起きやすいツール | 最初に試すこと |
|---|---|---|
| 事実と違うことをもっともらしく答える | ChatGPT・Gemini・Claude | 数字・固有名詞・法令は必ず一次情報で確かめる |
| 指示した文字数を守らない | ChatGPT・Claude・Gemini | 「400字前後」のように幅を持たせて頼む |
| 前の会話の内容を覚えていない | ChatGPT・Gemini・Claude | 大事な前提は、その都度もう一度貼る |
| 同じ質問なのに毎回答えが違う | ChatGPT・Gemini・Claude | 条件を細かく指定するほど、ばらつきは減ります |
| 知らないURLの中身を答えてしまう | ChatGPT・Claude・Gemini | 本文をコピーして貼る |
最初の切り分け
5件の症状に共通して、先に確かめることです。
5件の原因と直す順番
事実と違うことをもっともらしく答える
起きやすいツール:ChatGPT・Gemini・Claude・Grok/区分:ツール側の制約が大きい
なぜ起きるか 生成AIは知らないことでも文章として成立する答えを作ります。仕様であって、設定では消せません。
- 数字・固有名詞・法令は必ず一次情報で確かめる
- 「分からない場合は分からないと答えてください」と先に書く
- 出典を示せるツールで裏を取る
次から起こさないために 確認できない情報は使わない、と決めておくのがいちばん確実です。
3つ試して直らなければ、代わりの候補はPerplexity(無料枠あり・月3,000円から)。直し方をくわしく・乗り換えで直るか
指示した文字数を守らない
起きやすいツール:ChatGPT・Claude・Gemini/区分:ツール側の制約が大きい
なぜ起きるか 文字数を正確に数えながら書く仕組みにはなっていません。おおよその長さに寄せるだけです。
- 「400字前後」のように幅を持たせて頼む
- 出てきたものを自分で数えて、増減を指示する
- 段落数や箇条書きの数で指定すると安定します
次から起こさないために 文字数が厳密に要るものは、最後に自分で調整する前提で作ってください。
3つ試して直らなければ、代わりの候補はQuillBot(無料枠あり・月1,500円から)。直し方をくわしく・乗り換えで直るか
前の会話の内容を覚えていない
起きやすいツール:ChatGPT・Gemini・Claude/区分:ツール側の制約が大きい
なぜ起きるか 1つの会話で保持できる長さに上限があります。超えると古いやり取りから落ちていきます。
- 大事な前提は、その都度もう一度貼る
- 長い作業は会話を分けて、要点を引き継ぐ
- 覚えさせる機能があるツールでは、そこに書く
次から起こさないために 1つの会話を長く使い続けないことです。
3つ試して直らなければ、代わりの候補はNotebookLM(無料枠あり・無料で使える)。直し方をくわしく・乗り換えで直るか
同じ質問なのに毎回答えが違う
起きやすいツール:ChatGPT・Gemini・Claude/区分:ツール側の制約が大きい
なぜ起きるか 毎回まったく同じ文を返す作りにはなっていません。ばらつきは仕様です。
- 条件を細かく指定するほど、ばらつきは減ります
- 出力の形式を固定する
- 何度か出して、良いものを選ぶ前提で使う
次から起こさないために 一言一句の再現が要る用途には向きません。
3つ試して直らなければ、代わりの候補はDify(無料枠あり・月8,000円から)。直し方をくわしく・乗り換えで直るか
知らないURLの中身を答えてしまう
起きやすいツール:ChatGPT・Claude・Gemini/区分:ツール側の制約が大きい
なぜ起きるか URLを開けない状態でも、名前から中身を推測して答えることがあります。
- 本文をコピーして貼る
- 閲覧できるツールを使う
- 「開けない場合は開けないと答えてください」と先に書く
次から起こさないために URLを渡すだけで済ませないことです。
3つ試して直らなければ、代わりの候補はPerplexity(無料枠あり・月3,000円から)。直し方をくわしく・乗り換えで直るか
取り違えやすい症状
起きやすいツールが同じで、見た目が似ている症状です。手順を試しても変わらないときは、こちらを疑ってください。
| いま疑っている症状 | 取り違えやすい症状 | そちらの区分 |
|---|---|---|
| 事実と違うことをもっともらしく答える | 日本語で聞いたのに英語で返ってくる | 設定で改善できる |
| 指示した文字数を守らない | 日本語で聞いたのに英語で返ってくる | 設定で改善できる |
| 前の会話の内容を覚えていない | 日本語で聞いたのに英語で返ってくる | 設定で改善できる |
| 同じ質問なのに毎回答えが違う | 日本語で聞いたのに英語で返ってくる | 設定で改善できる |
| 知らないURLの中身を答えてしまう | 日本語で聞いたのに英語で返ってくる | 設定で改善できる |
起きやすいツールごとに見る
| ツール | このページの症状 | 当サイトに載せている症状 |
|---|---|---|
| ChatGPT | 5件 | 34件(設定で直る10件・制約7件) |
| Gemini | 5件 | 19件(設定で直る7件・制約5件) |
| Claude | 5件 | 16件(設定で直る5件・制約5件) |
| Grok | 1件 | 1件 |
直す前に、使っている環境をそろえる
症状の手順に入る前に、条件をそろえます。ここが違うと、手順を試しても結果が読めません。
ツールの制約症状の直し方の考え方
上限は公式の案内で確かめる
長さ・回数・大きさの上限は提供元が決めていて、こちらでは変えられません。案内の日付も確かめます。
作業を分けて上限の内側に収める
長いものは分ける、大きいものは小さく作ってつなぐ。分け方で通ることがあります。
その作業だけ別の道具に移す
全部を移す必要はありません。制約に当たる作業だけ、代わりの道具に任せます。
文章・対話で区分の違う症状
いまの症状が上の手順で変わらないときは、区分の違うこちらの症状かもしれません。
日本語で聞いたのに英語で返ってくる
設定で改善できる。指示文に英語が混ざっているか、直前のやり取りが英語で続いていると、返答の言語がそちらに引きずられます。まず「指示文の先頭に「日本語で答えてください」と書く」を試します。日本語で聞いたのに英語で返ってくる
長い文章が途中で切れる
使い方で改善できる。1回の返答で出せる長さに上限があります。長い出力を一度に求めると、上限に当たって途中で止まります。まず「「続き」とだけ送ると、続きから出ます」を試します。長い文章が途中で切れる
同じことを何度も繰り返す
使い方で改善できる。会話が長くなると、前のやり取りに引きずられて同じ言い回しに戻ることがあります。まず「会話を新しく始めて、必要な前提だけを貼り直す」を試します。同じことを何度も繰り返す
貼りつけた資料の内容を無視する
使い方で改善できる。資料が長いと、後ろのほうだけを見て答えることがあります。指示と資料の区切りが曖昧なときにも起きます。まず「資料を「===ここから資料===」のように囲む」を試します。貼りつけた資料の内容を無視する
敬語がおかしい・不自然な日本語になる
使い方で改善できる。英語を土台にした言い回しがそのまま日本語になると、二重敬語や翻訳調が出ます。まず「「日本語として自然かどうかを見直してください」と続けて頼む」を試します。敬語がおかしい・不自然な日本語になる
文章・対話の症状25件の区分(太字がこのページ)
| 症状 | 区分 | 代わりの候補 |
|---|---|---|
| 日本語で聞いたのに英語で返ってくる | 設定で改善できる | DeepL |
| 箇条書きばかりで文章にならない | 設定で改善できる | Claude |
| 表がずれる・崩れて出てくる | 設定で改善できる | Notion AI |
| 専門用語を勝手に言い換えてしまう | 設定で改善できる | Grammarly |
| コードが書かれた部分が崩れる | 設定で改善できる | Claude Code |
| 画像を読み取ってくれない | 設定で改善できる | Gemini |
| アカウントにログインできない | 設定で改善できる | Poe |
| 見出しの付け方が毎回ばらばら | 設定で改善できる | Notion AI |
| 文字化けした文章が出てくる | 設定で改善できる | NotebookLM |
| 長い文章が途中で切れる | 使い方で改善できる | Claude |
| 同じことを何度も繰り返す | 使い方で改善できる | Claude |
| 貼りつけた資料の内容を無視する | 使い方で改善できる | NotebookLM |
| 敬語がおかしい・不自然な日本語になる | 使い方で改善できる | Claude |
| 翻訳が直訳すぎて読めない | 使い方で改善できる | Claude |
| 回答が遅い・止まったように見える | 使い方で改善できる | DeepSeek |
| 無料枠の上限に当たって使えない | 使い方で改善できる | DeepSeek |
| 社外に出せない情報を入れてしまった | 使い方で改善できる | Dify |
| 文章が説明くさく冗長になる | 使い方で改善できる | Claude |
| 引用元を書いてくれない | 使い方で改善できる | Consensus |
| 事実と違うことをもっともらしく答える | ツール側の制約が大きい | Perplexity |
| 指示した文字数を守らない | ツール側の制約が大きい | QuillBot |
| 前の会話の内容を覚えていない | ツール側の制約が大きい | NotebookLM |
| 同じ質問なのに毎回答えが違う | ツール側の制約が大きい | Dify |
| 知らないURLの中身を答えてしまう | ツール側の制約が大きい | Perplexity |
| 生成した文章の権利がはっきりしない | 規約・権利・データの扱いによる | Adobe Firefly |
3つの手順で直らないときの代わりの道具
3つの手順で直らないときに、当サイトが代わりの候補として挙げている道具を数えました。まず今のAIで手順を試し、それでも残るときだけ検討してください。
| 代わりの道具 | 挙げている症状 | 無料枠 | 料金 |
|---|---|---|---|
| Perplexity | 2件 | 無料枠あり | 月3,000円から |
| QuillBot | 1件 | 無料枠あり | 月1,500円から |
| NotebookLM | 1件 | 無料枠あり | 無料で使える |
| Dify | 1件 | 無料枠あり | 月8,000円から |
Perplexity(2件で候補)
「事実と違うことをもっともらしく答える」「知らないURLの中身を答えてしまう」で、今の道具の代わりに挙げています。無料枠ありで、月3,000円から(当サイト掲載値)。Perplexityへ移る前に確かめることも用意しています。
QuillBot(1件で候補)
「指示した文字数を守らない」で、今の道具の代わりに挙げています。無料枠ありで、月1,500円から(当サイト掲載値)。
NotebookLM(1件で候補)
「前の会話の内容を覚えていない」で、今の道具の代わりに挙げています。無料枠ありで、無料で使える(当サイト掲載値)。NotebookLMへ移る前に確かめることも用意しています。
文章・対話で症状を起こしにくくする使い方
文章・対話の症状は、直し方より先に、起こしにくい使い方で差がつきます。
会話が長くなったら作り直す
同じ会話を続けるほど、前のやり取りに答えが引きずられます。話題が変わったら新しい会話にして、必要な前提だけを貼り直します。
資料と指示を分けて渡す
資料の中に指示が埋もれると、どちらに従うかが揺れます。区切りの記号で囲み、指示は資料の外に書きます。
事実は必ず元を開く
もっともらしい誤りは、読み流すと気づけません。数字・固有名詞・日付は元の資料で確かめます。
同じことを起こさないための決めごと
直したあとに同じことを起こさないための決めごとを、そのまま共有できる形にまとめました。必要な行だけ残してください。
【この決めごとの対象】[部署・作業名]
1. 確認できない情報は使わない、と決めておくのがいちばん確実です。
2. 文字数が厳密に要るものは、最後に自分で調整する前提で作ってください。
3. 1つの会話を長く使い続けないことです。
4. 一言一句の再現が要る用途には向きません。
5. URLを渡すだけで済ませないことです。
【困ったときの相談先】[担当者・窓口]
【見直す時期】[例:3か月ごと]区分の読み方
当サイトは症状を4つの区分に分けています。区分で、最初にやることが変わります。
設定で改善できる
画面の設定や、最初に渡す指定を変えれば止まる症状です。画面の設定・最初の指定・会話の作り直しから試します。
使い方で改善できる
指示の出し方や、渡す材料の切り方で変わる症状です。指示の分け方・材料の絞り方・頼む順番を変えます。
ツール側の制約が大きい
こちらの工夫では限界があり、道具を替えるか、作業の分け方を変える症状です。上限を公式の案内で確かめ、作業を分けるか代わりの道具を試します。
規約・権利・データの扱いによる
直す以前に、使ってよいか・渡してよいかの判断が要る症状です。社内の決まりと利用規約を先に確かめ、使ってよい範囲を決めます。
それでも直らないときに、人に聞く文面
社内の詳しい人や、ツールの窓口へ出すときの形です。試したことを先に並べると、同じ手順をもう一度言われずに済みます。
【起きていること】 事実と違うことをもっともらしく答える 【使っている道具】[ツール名・プラン・使っている画面(ブラウザ/アプリ)] 【いつから】[日付。最初に気づいた作業] 【毎回起きるか】[毎回/ときどき/一度だけ] 【試したこと】 1. 数字・固有名詞・法令は必ず一次情報で確かめる →[結果] 2. 「分からない場合は分からないと答えてください」と先に書く →[結果] 3. 出典を示せるツールで裏を取る →[結果] 【見てほしいもの】[画面の写し・入力した指示・出てきた結果] 【困っていること】[何の作業が止まっているか。期限があれば]
起きた条件を残す
同じ症状が何度も出るなら、起きた条件を3回ぶん残してください。条件がそろうと、原因が自分の側か道具の側かが分かれます。
【日時】[ ] 【道具とプラン】[ ] 【何をさせていたか】[ ] 【渡した材料の量】[文字数・枚数・長さ] 【会話の長さ】[新しい会話/何往復目か] 【起きたこと】[ ] 【直したこと】[ ] → 【直ったか】[はい/いいえ]
文章・対話のほかの区分
- 文章・対話で設定で直る症状(9件)
- 文章・対話で使い方で直る症状(10件)
- 文章・対話で規約・権利・データ症状(1件)
文章・対話でツールの制約症状についてよくある質問
有料プランにすれば直りますか?
5件はツール側の制約で、プランで上限が変わるものもあります。
どこまで試したら道具を替えますか?
当サイトでは、症状ごとの3つの手順を試しても残るときを目安にしています。替える前に、代わりの道具の無料枠で同じ作業を1回だけ通して比べてください。
次にやること
- 症状を1つに決める
見分けの表から、いちばん近い症状を選びます。
事実と違うことをもっともらしく答えるの直し方 - 3つの手順を上から試す
1つ試すごとに結果を記録すると、人に聞くときにそのまま使えます。 - 同じ分類のほかの症状と見比べる
似た症状を取り違えていることがあります。
文章・対話の症状を見る